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あれから I 0年・・

3/11 あれから I 0年・・


14時26分・・テレビから流れるサイレンの音と共に黙祷をささげました。


あの押し寄せる津波の様子が忘れられません

福島原発のメルトダウンで職員の慌てふためく対応の様子も目に焼き付いています。


その翌年からご縁があって 東松島の仮設住宅へ伺う機会を得ました。

まわりに何もない吹き荒ぶ平地に建てられた

数十棟の仮設住宅の真ん中の空き地に

テントを建て、年末には皆さんでクリスマスソングを歌ったり お餅つきをしたり・・


夜、仮設のひとつに集まった有志の皆さんと私達は

茶飲み茶碗でお酒を酌み交わすうち

酔いも手伝い

美しかった故郷のお話しや

津波でご家族と離れ離れになり探し回ったお話し、

指定の避難場所に逃げた方々が皆さん亡くなり、波が後ろに迫る中 山の神社に向かって逃げたご自分が助かったお話し等をしてくださいました。


そのうち東京の定期的なチャリティにも

お手伝いをさせて頂くと親しくなったご家族が東松島から車で来てくれて再会を

心から喜んだものです。


今はあの仮設からそれぞれご自身の住まいに 別れて行かれました。

忘れられない数年です。


あれから I 0年・・

昨日の事の様な、長い昔のような・・


まだまだ傷跡も深く復興には遠い

地域も沢山ありますが

力強く歩んで頂きたい、

と心から祈っております。


あの東北の美味しい一升瓶のお酒を

みんなで呑んだ夜 忘れられません🍶




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